フローリングの遮音等級を解説!種類別の価格帯や性能の決まり方とは

マンションや集合住宅にお住まいの方にとって、騒音問題は深刻な悩みとなるでしょう。
特に、階下への足音など、生活音による苦情は避けたいものです。
そこで重要なのが、フローリングの遮音性能です。
今回は、フローリングの遮音等級について、その種類や価格帯、性能の決まり方などを解説します。
フローリングの遮音等級
LL等級とL等級の違い
フローリングの遮音等級は、LL等級とL等級の2種類があります。
LL等級は、床衝撃音(歩行音など)の遮音性能を表し、数値が大きいほど遮音性能が高いことを示します。
一方、L等級は、空気伝搬音(話し声など)の遮音性能を表し、こちらも数値が大きいほど遮音性能が高いです。
一般的に、集合住宅ではLL等級が重視されます。
LL等級とL等級はそれぞれ独立した指標であり、LL等級が高いからといってL等級も高いとは限りません。
それぞれの等級を理解し、必要に応じて適切な等級のフローリングを選択することが重要です。
ΔLL(I)-L等級とは
ΔLL(I)-L等級は、LL等級とL等級を組み合わせた指標です。
LL等級は床衝撃音、L等級は空気伝搬音をそれぞれ評価しますが、ΔLL(I)-L等級は、床衝撃音から発生する空気伝搬音の遮音性能を表します。
具体的には、床衝撃音によって発生する空気中を伝わる音をどれくらい低減できるかを評価した指標です。
そのため、より総合的な遮音性能を評価したい場合に有効な指標となります。
特に、ピアノなどの大きな音を出す楽器を演奏する予定がある場合などには、この指標も考慮することが重要です。
遮音等級が高いほど静かになる理由
遮音等級が高いほど静かになるのは、そのフローリング材が、音を吸収したり、音を遮断したりする性能が高いからです。
具体的には、フローリング材自体の材質や厚さ、そして下地材との組み合わせによって、音の伝達を効果的に抑制します。
高性能な遮音材を使用している、あるいは多層構造になっているなど、製品の構造も静音性と密接に関連しています。
そのため、遮音等級の高いフローリングを選ぶことで、階下への騒音トラブルを軽減する効果が期待できます。

遮音等級別のフローリングの種類と価格帯は?
LL-40等級のフローリングの種類と価格帯
LL-40等級のフローリングは、一般的なマンションの基準を満たす遮音性能を持っています。
様々なメーカーから多様なデザイン、材質の製品が販売されており、価格帯も幅広いです。
無垢材や合板、複合フローリングなど様々な素材があり、価格帯は㎡あたり1万円から3万円程度と、比較的安価なものが多く、予算を抑えたい方にも選びやすい選択肢と言えます。
LL-45等級のフローリングの種類と価格帯
LL-45等級のフローリングは、LL-40等級よりもさらに高い遮音性能を備えています。
より静穏性を求める方や、階下への配慮を徹底したい方におすすめです。
材質としては、高密度な合板や特殊な構造を持つ複合フローリングが多く、価格は㎡あたり3万円から5万円程度と、LL-40等級よりも高価になります。
しかし、騒音トラブルのリスクを低減できるという点で、その価値は十分に認められます。
L-40等級のフローリングの種類と価格帯
L-40等級は空気伝搬音に対する遮音性能を示します。
LL等級と同様に、数値が高いほど遮音性能が高いことを表しています。
L-40等級のフローリングは、会話などの生活音を軽減する効果が期待できます。
価格帯は、材質やデザインによって大きく異なりますが、LL-40等級とほぼ同等の価格帯である場合が多いでしょう。
L-45等級のフローリングの種類と価格帯
L-45等級は、L-40等級よりもさらに高い空気伝搬音に対する遮音性能を備えています。
特に、騒音に敏感な方や、静かな環境を重視する方におすすめです。
価格帯は、LL-45等級と同様に、高価格帯となる傾向があります。

フローリングの遮音性能の決まり方
遮音等級の測定方法
フローリングの遮音等級は、JIS規格に基づいた測定方法によって決定されます。
具体的には、衝撃音源を用いて床衝撃音を測定し、その結果に基づいてLL等級を算出します。
また、空気伝搬音についても同様の方法で測定し、L等級を算出します。
これらの測定は、専門機関によって行われます。
下地材の影響
フローリングの遮音性能は、フローリング材自体だけでなく、下地材にも大きく影響されます。
例えば、遮音性に優れた下地材を使用することで、フローリング全体の遮音性能を高めることができます。
下地材には、遮音マットや防振マットなど、様々な種類があります。
適切な下地材を選ぶことで、より効果的な遮音を実現できます。
施工方法の影響
フローリングの施工方法も、遮音性能に影響します。
適切な施工方法によって、フローリング材と下地材の間に隙間が生じるのを防ぎ、より効果的な遮音を実現できます。
専門の業者に依頼することで、適切な施工方法による高性能な遮音効果が期待できます。
まとめ
今回は、フローリングの遮音等級について、LL等級とL等級の違い、遮音等級別のフローリングの種類と価格帯、そして遮音性能の決まり方について解説しました。
騒音問題は、快適な生活を送る上で重要な要素です。
適切な遮音等級のフローリングを選ぶことで、騒音トラブルを軽減し、より静かで快適な生活空間を実現できるでしょう。
ご自身の予算や生活スタイルに合わせて、最適なフローリング材を選択してください。
MonoHousing早川建設では、フローリングの遮音等級をはじめとした快適な住環境づくりにこだわりを持っています。
素材選びから施工方法まで一つひとつ丁寧にご提案し、お客様の暮らしに合わせた最適なリノベーションを実現してまいります。
快適性とデザイン性の両立を大切に、安心して長く暮らせる住まいづくりをお手伝いします。
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