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リノベーションストーリーStory
長年使われてきたウッドデッキが経年劣化により腐食し、安全面が気になるとのことで、
ウッドデッキの交換・新設工事をご依頼いただきました。
長く住まわれてきたお住まいだからこそ、
これから先も安心して使えるよう、構造からしっかりと見直す計画としました。
この施工についてAbout this construction
■ 施工内容
- ウッドデッキ交換・新設工事
- 柱・大引を含む躯体の全交換
- 防腐剤入り塗料による事前塗装
- 接合部の強度を高める大工工法を採用
■ デッキ躯体工事|見えなくなる部分こそ丁寧に
今回掲載している施工途中の写真は、
床板を張る前の「躯体(骨組み)」が完成した状態です。
床の下地となるのは、縦方向に並ぶ
「大引(おおびき)」と呼ばれる重要な構造材。
この上に床板を等間隔で配置し、デッキビスでしっかり固定していきます。
デッキの耐久性は、この大引や下地の精度によって大きく左右されます。


■ 防腐塗装|デッキを長持ちさせるための重要工程
仕上げ後には見えなくなる大引や下地材には、
床板施工前に防腐剤入りの塗料を先行して塗装しています。
デッキの塗装には
・見た目を整える「着色」
・木材を守る「防腐」
という2つの役割があります。
特に大引などの構造材は、完成後は塗り直しができないため、
腐朽対策として事前の防腐処理が欠かせません。
定期的な塗布を行うことで、ウッドデッキの寿命は大きく伸びていきます。
■ 接合部の工夫|ビスケット工法による強度アップ
柱と手すりなどの接合部には、
「ビスケット」と呼ばれるジョイント工法を採用しました。
木材同士を接合する際に木口へ溝を掘り、
専用の部材を埋め込むことで、
接合部のズレを防ぎ、強度を高める工法です。
見えない部分ですが、
大工の経験と技術が活きる重要なポイントとなっています。

■ 完成|長く使える外構リフォーム
躯体の組み直しから防腐処理、仕上げ塗装までを行い、
耐久性に配慮したウッドデッキが完成しました。
完成後は見えなくなる部分にも手を抜かず、
構造・素材・施工方法のすべてにおいて
長く安心して使えることを大切にしています。


施工ポイントPoint
・ウッドデッキ交換・新設工事
・柱・大引を含む躯体の全交換
・防腐剤入り塗料による事前塗装
・接合部の強度を高める大工工法を採用
物件情報Data
- 所在地
- 千葉県鴨川市
- 建物
- 戸建て
- リフォーム部位
- ウッドデッキ
- 工事中の居住形態
- 住みながら